Office2011は要注意!?最新版macOSのアップデートに見るOffice for Macの今後

「Mac OSのソフトウェア・アップデートを何気なくしてしまったら、Officeが使えなくなった」

そんな声が聞こえてきました。

そうなんです。Apple社は、10月7日に最新OS「Catalina(カテリーナ)」をリリース。このOS下では、Microsoft Office2011は起動しなくなり、Office2016についても、2020年10月でのサポート終了(延長サポートは2025年10月まで)が発表されています。

「Officeが使えない!?」と驚かせてしまったらすみません。

この話が当てはまるのはOffice2011や2016といったパッケージ版を購入している場合です。(ちなみに2019版も全てのサポートは2025年までと発表されています。)

Office365といったサブスクリプションでの購入、月額使用料を支払っている方はスルーしてくださって結構ですよ。

ソフトウェア・アップデートをしない/自動で行わない設定のススメ

Macユーザーの方で、知らない間にソフトウェア・アップデートをしちゃった!なんて人もいるかもしれませんので、まずは、現在のOSが何になっているか確認してください。

画面右上の「Apple」マークをクリックして、メニューを表示させます。

「このMacについて」で、現在のOSバージョンの確認ができます。

ここで、もうCatalinaになってしまっている場合は、Office(Office2011の場合)が起動しません。(→起動しない場合の対処法は最後に)

まだアップデート前、ということであれば、「ソフトウェア・アップデート」をクリックします。

通常であれば、このようなポップアップ画面が表示されます。

ちなみに、私の購入したばかりのiMacは、ネットの通信環境が悪いおかげで、アップデートに至っていなかったようです。

↓これ

真横に置いてるMacbook Airはサクサクなのにね・・・。

ま、とにかく、自動更新だけは避けたいので、「詳細」をクリックします。

この時点で、パソコンに設定したパスワードを求められたら入力。

すると、設定画面が出るので、以下の通り

「macOSアップデートをインストール」と(ついでに)「App Storeからのアプリケーションアップデートをインストール」もチェックを外しておきましょう。

とにかく、勝手にイントールしないでね、という設定にします。

一番下の「システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール」はいいの?と思われるかもしれませんが、これはセキュリティなどにも関係するものなので、チェックを入れておいてくださいませ。

今回のOfficeが起動する/しないの話に関係なく、macOSの最新版インストールはあらかたの評判を確認してからの更新をオススメします。これはiPhoneなどでも同じですが、最新のもの、というのは不具合が多いことも多いのです。

今回のCatalinaは、他にも多く不具合が報告されているようです。

Office for Macのバージョンの確認方法

とりあえずCatalinaへのバージョンアップは免れていた!という方は、次にOfficeのバージョンを確認してください。

確認方法は、WordでもExcelでもOutlookでもどれでもいいので一つ起動させます。

メニューバーから、たとえばWordなら「Word」ー「バージョン情報」でバージョンの確認ができます。

 

バージョンから以下のことがわかります。

バージョン 最新macOS下での起動について
16.26以降〜 Office2019 起動する。macOS HighSierra以降の環境が必要。
16.16.11以降〜 Office2016 起動する。2020年10月13日サポート終了。
14.1.0以降〜 Office2011 起動しない。macOS Mojavaまでは起動する。2017年でサポートは終了済み。

 

サポートの終了とはどういうことか?

Office for Mac2011は2017年にすでにサポートは終了していて、2016版は来年2020年10月でのサポート終了が発表されています。

しかし「サポート終了」したら使えなくなる、というわけではありません。では、サポート終了とはどういうことを言うのでしょう?Microsoft社のサポートページには、このようにあります。

  • Officeのソフトウェア更新プログラムが受け取れなくなる。
  • 使用してるMacを有害なウィルス、スパイウェアなどから守っているセキュリティ更新プログラムから外れる。つまりOfficeが何らかの悪意あるソフトウェアに羅漢してもセキュリティ保護プログラムが作動しなくなる。
  • テクニカルサポートが受けられない
  • コンテンツをサポートするための更新プログラム、オンラインヘルプコンテンツなどが削除される

つまりは、サポートされていないOfficeのWordやExcelを使って作成したファイルは、互換性がなかったり、ウィルスなどに感染する危険性も高いので、自分のPCのみならず、他人のPCまで脅威に晒す危険性がある、ということが一番問題のようです。

Officeのアップグレード方法はあるのか

「より安全で、確実な」というスタンスはよくわかりましたが、購買層・消費者の一人としてはOffice2011がもう起動しない、という今回の事態を受けて、つまりは、永続的ライセンスはもはや存在しない、ということがハッキリしました。(いや・・・今更ですが)

「え?でも高いお金を払って買ったんだから、OSのようにOfficeもアップグレードできるんじゃない?」と思われるかもしれません。例えば以前Windows10が出た時は、Windows8からの無料移行期間というのがありました。

しかし、Officeにはそういうものはありませんし、永続ライセンス所有者に対する割引などもありません。Officeのアップグレード方法を検索しても、つまりは「新規にOffice365かOffice2019を購入」という方法しか見つかりません。そういった中で「あ、でも、今後こんな風に「永続的」ではないから、いちいち面倒だよ。サブスクリプションの方がいいよ」というメッセージをヒシヒシと感じています。

永続的ライセンス、の意味は「5年間は安心・安全で使ってもらえるよう保証しますよ」というものだと認識をあらたにしました。

ソフトウェア・アップデートで、Office2011が使えなくなった場合の対処法

さて、実際に「ソフトウェア・アップデートをしてしまった!」「Officeが起動しなくなった!」という状況に陥っている方に、対処の方法は3つあります。

  1. 大人しくOfficeをアップグレードする(有料)
  2. Time Machineでバックアップデータからアップデート前の状態に復元する ※CatalinaからMojaveへのダウングレードは一手間違います!
  3. Macを初期化する

良識的な大人としては「1. 大人しくOfficeをアップグレードする」をオススメしたいところですが、もしTime Machineでのバックアップデータが(それほど古いものではなく)あるのであれば、「2. Time Machineでバックアップデータからアップデート前の状態に復元する」は有効です。

Office以外にも不具合が多く報告されているので、一度戻すのは十分アリの選択です。方法は「Time Machine バックアップ復元」などで検索してみてください

【2019.10.17追記】これまでのバージョンでは、Time MachineでのバックアップのみでOSのダウングレードが可能でしたが、CatalinaはこれまでのmacOSと違い、一手間挟まなければなりません。そのことについては別記事に書きます。

「3. Macを初期化する」は、あまりオススメできません。OSが購入当時の状態に戻ってしまうので、せめてHigh Sierra以降のOSまではアップデートが必要になります。(Mojavaでいいと思いますが)
しっかりと大事なファイルは避難させること、Mojavaのインストールサイトを見て該当するかどうかをチェックしてから行ってください。

筆者の感想と結論

ずーっと使っていたソフトウェアが、パッケージ版での販売が無くなり、ライセンス販売のみになった時の衝撃を思い出します。

今回、私はあらたにiMacを手に入れ、Office2019の永続ライセンス版を買っていました。Office365の月額使用料とかそこに含まれるサービスにあまり魅力を感じないし、なんでも月払いのライセンス販売には抵抗を感じていました。

しかし、こうして「Office2011が強制的に起動できなくなった」という話を目の当たりにして、それはApple社やMicrosoft社の商魂が浅ましい、というよりは、やはり時代の流れであること、価値観の違い。

「所有物」「財産」などの考え方が変わってきてるんだろうなぁと思うわけです。

10万円以上するパソコン・家電ですら、耐用年数はいいところ7年・・・なんていう時代です。こんな小さなソフトウェアに4万円近くのお金を出すわけですが、サポートありで5年、無しで2年。まあまあ妥当かもしれません。今後どんどん短くなっていくような気もしますが・・・。

それでもOffice365よりは割安かな。「永続ライセンス」という名称は変えた方がいいような気がしますけどね。

というわけで、結論!

  • 不具合が多いmacOS Catalinaへのアップデートはしばらく待つこと
  • すでにアップデート済みであれば、上記の対処法のいずれかを試すこと

Office365とOffice2019では、サービス・サポート内容が違いますので、購入の際は比較検討をオススメします。

 

 

 

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