「不便益」のススメ

以前から、トライはするものの私の現在メイン機のiMac(2019製intel ie3 4/8、メモリ8GB)では若干力不足が否めない雰囲気だったローカル環境の構築なるものを、必要に駆られて、再度チャレンジしていました。

ローカル環境構築とは、個人のコンピューター内に(ここではWordPressの表示テストのために)ネットワークに接続されていない環境を構築することです。

私が使っているのはiMacなので「LOCAL(旧:local by flywheel)」でローカル環境を作ろうとしました。

さて、参考をサイトを見ながら進めたわけですが、どうも最後の最後でうまくいかない。

せっかくできたと思っても、WordPressのバージョンが最新のものになってしまったり(WordPressのバージョンアップのテストをするために入れるのに、初っ端から最新にしてどうする・・・)、どうしても一部のデータベースが反映されなかったり・・・。

5回は入れては削除、入れては削除を繰り返しました。

「もーちょっとなんだけどなぁ・・・」と思いながら、某サイトで気になる一文を発見。

それは、そもそも書かれた「local by flywheelでローカル環境を構築する方法」に対しての追記でした。

しかし、現在のLocalでは大雑把に言えば、「データベースとwp-contentをZipでまとめて、Localにドラッグ&ドロップ」という非常にわかりやすい手順だけでコピー環境を作ることができるため、正直言ってあまりに簡単すぎてこのような解説記事すら必要ないのでは?と思わせるくらい革命的と言えます。

WordPressの本番環境からローカル環境へコピーを移行する方法

むむむ??

気になってたんですよね・・・、そもそものLOCALを開いた画面にある「import zip file」みたいな文字が。

そして、持っている・・・。BackwpUPでダウンロードしたzipファイルが・・・。

ということで、「ま・・・まさか・・・」とそのファイルを、文字通りドラッグしてドロップしたところ、完成。

え、ちょっと待って。

これまでの3時間くらいナニ。

と呆然としているところへ息子(中1)が帰ってきました。

ローカル環境が構築できた喜びと、自分の愚かさのギャップで若干ハイテンションになって、ここまでの労力の無駄さを息子に聞いてもらってましたらば

「ちがうよ、ママ。それは"不便益"というものだよ。」

「その時間に、ママが学んだことがあるでしょ?それは結局、ママの利益になっているんだよ」

と言われました。

息子が眩しいったらありゃしませんでしたよ。

厳密に調べると、ちょっとニュアンスは違うかもしれませんが、それでも、確かにこの3時間遠回りしたからこそ、WordPressのバージョンのこととか、phpのバージョンのこととか、データベースのこととか、Apacheかnginxかとか、改めて色々調べて知識としては増えました。

またLOCALのデータベースの見方や、ストレージの確認について。サイトのSSL化ができない場合の対処とかも出来てたので、無駄ではなかったんですよね。

うんうん。

いい言葉だなぁ、「不便益」。

新しい言葉なんですね。書籍が出てるらしいから、機会があれば読んでみよう。

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