【WordPress簡単移行】エックスサーバーへのサイト移行手順

WordPressサイトのお引越し

今回、クライアントさんのお一人の使っているサーバーをwpXレンタルサーバーから、エックスサーバーに移行しました。

理由としては、wpXレンタルサーバーがすでに新規受付を終了していて後継サーバーが出てしまっているので、このまま使い続けるのもどうなのかな?と言うところで、そんな短期でモデルチェンジをしない安定したサーバーに変えた方がいいと思い、契約の更新時期に合わせて引越しを敢行しました。

バックアップとアップデートでデータを最新の状態に

リアルの引越しだと、まず引越し先の確保ですが、レンタルサーバーに関しては契約すればすぐに引越しが可能ですし、各レンタルサーバーには試用期間もあります。契約してからデータ整理に日数を消費したらちょっともったいないので、サーバー移転を決めたら契約前にまずはデータ整理です。

WordPressのサイトは、慣れてない方だと更新作業を全くしていない、ということもあります。

まずはWordPressの管理画面(ダッシュボード)に「更新」というメニューがあり、そこに更新が必要な通知があるか確認。

この更新通知は、「WordPress本体」「テーマ」「プラグイン」とそれぞれにアップデート情報がある場合に、通知が来ます。内容を確認して、最新の状態にしておきます。

ただ、ケースバイケースで、モノによっては更新しないほうがいいものもあったりしますので、ご注意ください。(セキュリティの脆弱性が指摘されているもの、またプラグイン自体が古くWordPressのバージョンに対応していないものなど)

そもそも、この更新作業をする前にデータのバックアップも取った方がいいので、手間としてはここが一番面倒です。順を追って進めるとしたら優先順位は次の通り。

荷造り作業の手順

  1. データのバックアップを取る(更新作業のため)
  2. プラグインの更新
  3. テーマの更新
  4. WordPress本体の更新
  5. データのバックアップを取る(サイト移転のため)

一番最初のバックアップを取る作業は、更新作業に伴うリスク回避のためであり、更新作業を全て終えたらサーバー移転前にもう一度バックアップを取っておくことをオススメします。

バックアップの方法には、プラグインを使って自動で行うものと、FTPソフトを使って手動でするものとありますが、サーバー移転の際にはプラグインでの自動バックアップはデータが重くなりすぎることもあるので、できれば手動でバックアップを取った方がいいのでは、と思います。

データ整理が終わったら、いよいよサイトデータのお引越し

バックアップデータが揃ったところで、エックスサーバーに契約。

10日間無料のお試しがついてます。

支払いせずとも、サイトの引越しは可能です。

アカウント登録後の管理画面のトップページから、「サーバー管理」を表示させます。

サーバー管理画面

①まずは、移転するサイトのドメインをエックスサーバーに追加します。

私のサイトでいうなら「556e-design.com」になりますが、この後移行するデータが「どこで表示されるものか」が迷子にならないために、サーバー内にあらかじめドメインを追加した上でデータを移行させます。

ここはドメインを作成する場所ではないので、移転元のサイトで使っている、存在するドメイン名を入力してください。

「無料独自SSLを利用する」にチェックを入れるかどうかは、移転元サイトがすでにSSL化されたサイトであればもちろんチェックを入れてください。

もし、SSL化されていない場合は、画像が表示されないなどの影響が出ることもありますので、チェックを入れずに進めた方がよいかと思います。

ドメイン追加ができたら、「②WordPress簡単移行」に進みます。

WordPress簡単移行の関連マニュアルの動作要件(2022.3.5現在)を確認してください。

この動作要件で、特別なことをしてない限りは留意点は3つ。WordPressのバージョン、PHPのバージョン、データベースの容量です。

WordPressのバージョンは、WordPressの管理画面ダッシュボード-「ホーム」にある概要で確認できます。

PHPのバージョンは移転元サーバーの方で確認します。wpXではホーム画面から「サーバー管理」ー「サーバー設定」ー「PHPバージョン切替」で現在のバージョンを確認できます。

実際の切替は、先にWordPressサイトで互換性などを確認する必要があります。不用意に切替ないようご注意ください。

そして、データベースの容量も移転元サーバーで確認できます。wpXホーム画面に「インストール済みWordPress一覧」の該当するドメインのところに「DB(データベース)容量」が記載されています。(ここが2GBを超えている場合は、WordPress簡単移行が完了されないこともあります。)

WordPress簡単移行を開始する

移転先サーバーでのアカウント取得、ドメイン追加、動作要件の確認まできたらいよいよWordPress簡単移行をします。

「設定対象ドメイン」のところは、ドロップメニューで出てきた追加したドメインを選択。

①の部分は、WordPressサイトのダッシュボードにある「設定」ー「一般」のところにある「WordPressアドレス(URL)」の箇所に記載されている内容を入力してください。(サイトがSSL化されている場合はhttpsを選択してください。)

②のユーザー名とパスワードは、WordPressの管理画面に入る時に入力する内容と同じです。

最後の、移転先となるURLには移行元URLと同じ内容にしておきます。

「確認画面へ進む」をして、移行を完了させます。

ネームサーバーの変更で移転を完了させる

ここまででは、新しいサーバーにデータがコピーされただけで、インターネット上で表示されているものは依然として移転元サーバー上にある内容です。

これを、新サーバーと紐づける作業をするのが「ドメインのネームサーバーの変更」です。

決まったドメイン名で、インターネット上で表示されるデータがどのサーバーのものか、はドメイン管理サイトで指定する「ネームサーバー」で決まります。

このネームサーバーを、wpXのものからエックスサーバーのものに変更することで、やっとサイトの引っ越しが完了します。

ドメイン管理会社を変更する

ドメインが、ムームードメインなど移転元サーバー外のドメイン管理会社で取得している場合は、ネームサーバーを変更すれば完了ですが、もし、wpXでドメインを取得している場合は、エックスサーバーにドメインの移譲をしなくてはいけません。

wpX管理画面の「契約管理」ー「契約情報」ー「独自ドメイン契約情報」で、各種手続きのドメインパネルを表示させます。

ドメインパネルからネームサーバーをエックスサーバーのものに変更した時点で、ドメインの移譲手続きについてのメールが届きます。そちらのメールに従って移譲手続きをします。

最後に、レンタルサーバーは長く付き合えるところを

以上、wpXレンタルサーバーからエックスサーバーへのサイト移転の手順でした。

エックスサーバーの他にも同じような簡単な自動移行システムを導入しているサーバーもありますし、各社それぞれ機能もちがいます。今回、自分の反省としては、「あの人が使ってるんだから間違いなんだろう」と鵜呑みにしたところにありました。

やはりちゃんと調べて自分で決めないといけないな、と反省しつつ、私がご縁があるクライアントさんのサーバーは今回ですべて変更させていただきました。

引き続き、クライアントの皆様が安心してサイト運営できるようサポートしていきます。

もしご自身のWordPressサイトで不安などありましたら、無料相談も承っておりますので、ご連絡ください。

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